コラム

コラム

AGA(男性型脱毛症)と遺伝

よくAGAは遺伝が関係していると言われていますが、その時自分の中で何が起こっており、どうすれば抜け毛を抑えられるのでしょうか?

AGAとは

フリー画像 がっかり2

変質した男性ホルモンがヘアサイクルを乱す事で起こる脱毛症

AGA(AndroGeneticAlopecia:男性型脱毛症)とは、男性ホルモン「テストステロン」が変化した物質DHT(ジヒドロテストステロン)が作用してヘアサイクル(毛周期)が乱される事で抜け毛が増える脱毛症の事です。名前の通り男性に多い脱毛症で、主に前頭部の生え際が後退するいわゆる「M字ハゲ」や頭頂部から進行する特徴があります。

毛乳頭に存在するAR(男性ホルモン受容体)にDHTが結びつくのが原因

毛髪を作り出す指令を出している毛乳頭という部位には、男性ホルモンと結びついて作用するAR(アンドロゲン受容体)というたんぱく質と、テストステロンをDHTに変化させる酵素「5α還元酵素」が存在し、テストステロンがこの5α還元酵素によってDHTに変化し、DHTがARと結びつくと、男性ホルモンが関わる部位の体毛へそれぞれ指令を出します。髭や胸毛、すね毛はより太く成長する様に成長期を延ばす指令を、一方で前頭部や頭頂部には薄くなるように成長期を縮める指令を出す為、毛髪の成長期が短縮されAGAが発症します。

ヘアサイクル(毛周期)とは

毛髪は「成長期」「退行期」「休止期」を繰り返している

毛髪は伸びてから抜けるまで一定の周期をもって循環しています。これはヘアサイクル(毛周期)と呼ばれるもので、「成長期」「退行期」「休止期」の3種類に分類されます。それぞれの働きは以下の通りです。

img02

・成長期…毛髪が生え始めてから成長が止まるまでの期間。ここで毛髪が太く健康に伸びる。
・退行期…成長期から休止期に移行するまでの期間。ここで毛根が退化を始める。
・休止期…毛根が完全に退化し脱毛するまでの期間。次の毛髪が育ち始める。

AGAの原因となるDHTは本来2~6年かけて太く健康に伸びるはずの毛髪の成長期を数ヵ月~1年程に縮めてしまいます。その結果、毛髪が満足に成長出来なくなり、細くコシの無くなった毛髪が抜けやすくになってしまいます。

AGAと遺伝の関係性

AR(男性ホルモン受容体)は遺伝する

AGAと遺伝には密接な関係がある事が分かっています。前述したAGAの引き金となるARを作り出す「AR遺伝子」はAGAの発症と関わりがある事が分かっており、特に母親の遺伝子の影響を強く受けると言われています。母親自身がAGAを発症するケースは多くないですが、母親の父親や兄弟に薄毛の方がいた場合はAGAのリスクを抱えている可能性があると言えます。その他AGAの原因となる遺伝子は複数見つかっており、今後も新たな指針が登場するかもしれません。

AGAの治療

日本皮膚科学会が作成した「AGA診療ガイドライン」

kusuri

AGAの治療について、2010年に日本皮膚科学会は各種治療法を実証し推奨度をまとめた「AGA診療ガイドライン」を作成しています。中でも推奨度を最高ランクのA(行うよう強く勧められる)に分類されているのがフィナステリド(プロペシア)とミノキシジルで、これら2剤の併用がAGAの標準治療とされてきました。また最新版となる2017年版のAGA診療ガイドラインでは新たにデュタステリド(ザガーロ)も推奨度Aに追加されています。

推奨度の高いAGA治療薬

フィナステリド・デュタステリド

フィナステリド・デュタステリドはいずれも5α還元酵素阻害薬に分類される薬剤です。前述したテストステロンをDHTに変化させる酵素「5α還元酵素」の活動を阻害し、DHTの生成を妨げる事で短縮されていたヘアサイクルの成長期が元に戻され、太く健康な毛髪が生えてくる様に促します。5α還元酵素はI型とII型が存在し、フィナステリドはII型のみに作用しますが、デュタステリドはI型・II型両方に作用する為より高いAGA改善効果がある事が分かっています。

ミノキシジル

ミノキシジルは元々高血圧の治療薬として開発されていた薬剤です。血管を広げる作用があり、頭皮の血管を拡張する事で毛乳頭や毛母細胞を活性化させ発毛・育毛を促します。ヘアサイクル上で考慮した場合、ミノキシジルは成長期と休止期に作用し、生えてきている毛髪をよりコシのあるものにする一方で休止期に入っていた毛根を活性化させ発毛を促す事も出来るため、より積極的な発毛が期待出来ます。
ミノキシジルには外用薬(ミノキシジルローション)と内服薬(ミノキシジルタブレット)が存在し、いずれも高い発毛効果があります。またAGAの原因であるDHTに対しては作用せず、フィナステリド・デュタステリドと併用する事で相乗効果が見込める為併用される事の多い薬剤です。

AGA治療薬と個人輸入

AGA治療薬は一部一般医薬品を除き医師の処方が必要な薬剤です。インターネット上の通販サイトを通じてプロペシア・ザガーロやミノキシジルを個人輸入する方も散見されますが、流通経路の不透明な個人輸入は偽装品が混入する恐れがある為お勧め出来ないのが現状です。AGA治療は最低でも半年以上継続していくものになりますので、専門の医師と相談しながらの治療がより効果的になります。AGA治療は専門の医療機関へご来院ください。

記事監修

2008年
久留米大学医学部医学科卒業
2008年~
福岡大学病院にて卒後臨床研修後、同大学医学部形成外科に入局 (2017年3月退局)
2011年
山口県済生会下関総合病院形成外科
2012年
新小文字病院形成外科
2013年
福岡大学大学院生体制御系専攻入学(2017年3月修了)
2014年~
正樹会佐田整形外科病院形成外科
2016年
九州中央病院形成外科
2017年4月
ユナイテッドクリニック福岡博多院院長就任

診療メニュー一覧

診療の流れ
採用情報
ユナイテッドクリニック公式サイト
新宿南口ユナイテッドクリニック公式サイト
上野ユナイテッドクリニック公式サイト
新橋ユナイテッドクリニック公式サイト
ユナイテッドクリニック東京駅前院公式サイト
大宮ユナイテッドクリニック公式サイト
名古屋ユナイテッドクリニック公式サイト
京都四条烏丸ユナイテッドクリニック公式サイト
博多ユナイテッドクリニック公式サイト
PAGE TOP
タップで電話発信します
03-6231-6472
[月~土] 11:00~20:00 [日・祝] 10:00~17:00
(休診 15:00~15:30)
診療の流れ 求人情報
ユナイテッドクリニック公式サイト
新宿南口ユナイテッドクリニック公式サイト
上野ユナイテッドクリニック公式サイト
新橋ユナイテッドクリニック公式サイト
ユナイテッドクリニック東京駅前院公式サイト
大宮ユナイテッドクリニック公式サイト
名古屋ユナイテッドクリニック公式サイト
京都市場烏丸ユナイテッドクリニック公式サイト
博多ユナイテッドクリニック公式サイト