コラム

コラム

自転車とED

EDとは「Erectile Dysfunction」の略で、日本語では勃起不全や勃起障害などと呼ばれています。近年は日本人の間でもEDという言葉の認知度は高く、よく知られている症状です。国内の成人男性の4人に1人が患っていると調査結果が出ている症状でこれは実に約1000万人以上の方が悩んでいると推測されています。

EDの原因は

・ 血管や神経の障害など身体的な異常が原因で勃起不全となる「器質性ED」
・ 精神的なストレスなどメンタル面の状態が原因となる「心因性ED」
・ 器質性EDと心因性EDが混在した状態である「混合性ED」
・ 服用している薬によって引き起こされる「薬剤性ED」

の4つに大別されます。

自転車に長時間乗ることでEDになりやすくなるという器質性EDをご存じでしょうか。器質性EDとは神経の障害、血管障害や動脈硬化の進行などの身体的異常が原因で引き起こされてしまうEDです。今回お話させていただくのは自転車とEDの関係についてです。

自転車とED

1-54

自転車に長時間乗ることによって勃起に必要な血管や神経などが通っている陰部や陰部周辺の股下がサドルで圧迫されます。そして、 その部分の血管や神経が損傷をおこし、陰部周辺の血行が低下してしまい、勃起に必要な血液が正常に送られなくなってしまうことから EDの症状を引き起こすというものです。また、長時間自転車に乗ることで男性の性腺である陰嚢(睾丸袋)の温度上昇も問題となります。睾丸の温度が上がると精子の数や質が低下する原因となります。

温度と摩擦、圧迫が精子や陰茎にも影響することが現在わかっています。1997年に米国雑誌サイクリングマガジンが「自転車に乗ることでEDを発症する危険性」を最初にスクープしました。翌1998年、米国ABCニュースがこの問題を特報番組で報道したことをきっかけに「サイクリングED」問題が大きくメディアで注目されるようになりました。2001年の調査では、週に3時間以上自転車に乗る人は日常で乗らない人と比べ1.7倍軽度のEDになりやすいという結果が出ています。

サイクリングEDの対策法

体重が増えれば増えるほどサイクリングEDのリスクは高まります。陰部にかかる圧力と時間が神経血管損傷につながる可能性があるため、重い荷物を入れたバックを背負って長距離の自転車旅に出たりするのも影響があるかもしれません。
無駄な荷物は持たず軽量化を意識しましょう。重いものは背負わないで、タイヤの周りに付ける自転車用バックを使うのもサイクリングED対策法の1つです。またレーサーパンツ内にパッドを入れることにより陰部の神経や血管を圧迫することなく自転車に乗ることもできます。パッドには衝撃吸収性やストレッチ機能、縫い目のない素材などの工夫が施され、抗菌消臭作用や通気性も考慮されており、短距離用・長距離用などで形状や厚みが変わってきます。自転車に日頃よく乗られている方はサイクリングEDになる前に対策を検討しましょう。

ED治療薬とは

その名の通り勃起不全に対し改善を促す効果のある成分を含む薬剤をED治療薬といいます。上記にてお話ししましたがサイクリングEDとは器質性のEDにあたります。器質性EDは動脈硬化、陰茎付近の血管や神経の損傷などの血管障害によるものを主に指します。ED 治療薬では大きな服用効果が期待できます。その有効率はおよそ80%以上です。日本国内では勃起不全に対し効果があるとして認可しているED治療薬は現在、バイアグラ(シルデナフィル)レビトラ(バルデナフィル)シアリス(タダラフィル)の3種類です。有効成分は異なりますが男性が服用することによって、体の血管を拡張させ、全身の血液の巡りを良くし、特に陰茎内にある海綿体の血管を拡げることによって勃起を補助する効果のある薬剤です。

勃起には作用機序があります。陰茎内の細胞にcGMP(環状グアノシン一リン酸)と呼ばれる勃起に必要不可欠な物質が増加し、血管が広がることで大量の血液が流れ込み陰茎内のスポンジ状の細胞組織、海綿体に血液が充満します。そのため陰茎に血液が流れ込み圧迫することで硬く大きくなり勃起が持続します。
逆に勃起が治まる際はPDE5(ホスホジエステーゼ5)という物質が放出されcGMPを壊すことで海綿体の血管が収縮して勃起が治まります。EDの男性は血管拡張剤であるcGMPが、加齢やメンタル的原因によって放出される量が少なくなるのに対し、勃起力を抑えるPDE5が加齢やメンタル的原因に関係なく変わらない量を分泌し、勃起不全となるのです。
しかしED治療薬に含まれる有効成分には共通して勃起を抑えるPDE5酵素を分解する効果があります。ED治療薬を服用することで過剰分泌されているPDE5を分解し勃起を促す物質cGMPの働きを助けることで勃起不全が解消されます。

ED薬の種類

日本国内で認可されているED治療薬はシルデナフィル(バイアグラ)、バルデナフィル(レビトラ)、タダラフィル(シアリス)の3種類です。いずれも有効性は高く、使用法を守っていれば重篤な副作用が起こることはありません。

・ バイアグラ

世界で最初に開発されたED治療薬で最も一般的な治療薬です。1998年にアメリカのファイザー社から発売され日本では1999年にED治療薬として正式に認可された最も歴史のある薬剤です。薬効の持続時間は25mg錠で4時間、50mg錠で6時間程度とされています。食事の影響は受けやすく、特に脂分の多い食材とは相性が悪いため食後の服用では求める効果を得れない場合があります。

・ レビトラ

2003年にドイツのバイエル社から発売され2004年に正式に日本で認可されたED治療薬です。薬剤の分子構造的に水に溶けやすくできているため食事の影響は受けにくく、即効性があることに大きな特徴を持つED治療薬です。10mg錠で効果は5時間程度、20mg錠で8時間程度と言われています。また射精時間を延長する効果も認められています。これはレビトラだけの効果でバイアグラ、シアリスには認められていません。

・ シアリス

2003年にアメリカのイーライリリー社から発売され2007年に日本で認可されたED治療薬です。持続時間が最大36時間というのが最大の特徴で、レビトラ同様に食事の影響を受けにくいのも特徴の1つです。薬剤の分子構造は複雑に出来ていて、体内に入ると簡単に溶けずに留まるので、効果の持続性が長くなります。

ED薬には様々な種類と効果があります。ED治療薬は勃起をさせやすくする効果はありますが、強制的に勃起させる効果はありません。あくまで陰茎内の海綿体付近の血流を良くし、勃起しやすい環境を整えてくれるだけなので性的興奮や刺激がないと勃起することは出来ないのでご注意ください。

1-81

記事監修

平成16年
秋田大学医学部医学科卒業
平成16年
上尾中央総合病院
平成26年
ユナイテッドクリニック池袋院
平成27年
ユナイテッドクリニック上野院
平成29年
ユナイテッドクリニック大宮院院長就任

診療メニュー一覧

診療の流れ
採用情報
ユナイテッドクリニック公式サイト
新宿南口ユナイテッドクリニック公式サイト
上野ユナイテッドクリニック公式サイト
新橋ユナイテッドクリニック公式サイト
ユナイテッドクリニック東京駅前院公式サイト
大宮ユナイテッドクリニック公式サイト
名古屋ユナイテッドクリニック公式サイト
京都四条烏丸ユナイテッドクリニック公式サイト
博多ユナイテッドクリニック公式サイト
PAGE TOP
タップで電話発信します
03-6231-6472
[月~土] 11:00~20:00 [日・祝] 10:00~17:00
(休診 15:00~15:30)
診療の流れ 求人情報
ユナイテッドクリニック公式サイト
新宿南口ユナイテッドクリニック公式サイト
上野ユナイテッドクリニック公式サイト
新橋ユナイテッドクリニック公式サイト
ユナイテッドクリニック東京駅前院公式サイト
大宮ユナイテッドクリニック公式サイト
名古屋ユナイテッドクリニック公式サイト
京都市場烏丸ユナイテッドクリニック公式サイト
博多ユナイテッドクリニック公式サイト