コラム

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早漏治療薬とは

早漏(そうろう)はこれまで原因や治療、改善法が様々に言われてきました。近年研究が進み原因の特定、また治療薬の登場など大きな変革が起きています。今回は早漏の原因や、プリリジー(成分名ダポキセチン)をはじめとした飲み薬・外用剤などの早漏改善薬・早漏治療薬についてお話ししていきます。

早漏の定義

どの程度から早漏になるのか、様々に言われていますが米国泌尿器科学会が2008年5月に発表した定義が国際的な基準になっています。その定義とは、「性行為時に毎回、またはほぼ毎回膣内に挿入後1分以内、もしくは挿入前に射精してしまう」「射精をコントロールできない状態、またそれが原因で性行為がストレスなどの精神的苦痛になり、性行為自体を避けてしまう状態」となっています。

ただし、パートナーも含めて考えるとやはりパートナーが満足しているかどうかがポイントになります。率直に言うと、「パートナーが満足する前に射精してしまう状態」です。性行為はパートナーを伴いますから自分だけの視点でなく、2人での視点で考えることが大切です。「○○分もつから大丈夫」ではなく、パートナーがどのように思っているかも含めて早漏を考え、充実した性生活を送りましょう。

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早漏の原因

近年、早漏の原因がセロトニン不足であるという考え方が主流になっています。セロトニンは神経伝達物質の一つです。つまり、早漏は神経が関わっているのです。これは射精のメカニズムが影響しています。射精には自律神経が関係しており、性行為の際に副交感神経から交感神経が優位に切り替わり射精に至ります(なお、勃起は副交感神経が優位であるときにおきます)。この交感神経を優位にする神経伝達物質をノルアドレナリンといいます。

ノルアドレナリンはストレスや不安を感じると多く分泌されてしまう特徴があり、興奮し過ぎてしまったり、性経験の少ない若い方や子作りへのプレッシャーがある場合、過去に性行為で失敗したトラウマを抱えている場合、ED症状により勃起が不十分なため早漏になっている場合等が早漏の原因と考えられます。この興奮してしまうノルアドレナリンの分泌を抑制し、バランスをとってくれるのがセロトニンです。したがって、このセロトニンが不足していると交感神経が優位になりノルアドレナリンを抑制できず、射精へのスイッチがすぐに切り替わってしまい、早漏となるのです。

他にあげられる早漏の原因は、性行為の刺激が強すぎて耐えられない状態や、疾患や加齢などにより射精のコントロールができないことがあげられます。また、それらが原因でストレスや不安を感じてしまい両方を組み合わせた状態になってしまうこともあります。
現在では早漏に対し、治療薬が様々登場しています。そちらをご紹介していきます。

早漏治療薬

内服薬・プリリジー(ダポキセチン)
プリリジーは世界初の内服する早漏治療薬です。世界的な製薬企業で日本でも著名なジョンソンエンドジョンソンの製薬部門であるヤンセン・シラグ・ファーマが開発した薬剤で、成分名をダポキセチンをいいます。このプリリジーはSSRI(セロトニン再取り込み阻害剤)になります。セロトニンなどの神経伝達物質は使われずに余った際、再び神経に取り込まれる性質があります。その再取り込みを阻害し、セロトニンの濃度を増やすのがプリリジー(ダポチセチン)の効果です。セロトニンの濃度を増やしノルアドレナリンの分泌を抑制することで、射精へのスイッチ切り替えがすぐに行われないようになります。主にヨーロッパで承認を受けており、すでに数多く処方されています。性行為のおよそ1~2時間前に服用すれば良いだけなので、下準備等もいらず使いやすい早漏治療薬となっています。プリリジーは使い続ければ使い続けるほど効果が高くなることが報告されており、最大で4倍ほどにまで射精時間の延長効果を伸ばします。

内服薬・パキシル(パロキセチン)

パキシルはうつ病やパニック障害に適応のあるSSRI(セロトニン再取り込み阻害剤)です。早漏治療薬としての適応はありません。しかしプリリジー(ダポキセチン)と同じ分類(SSRI)のため早漏に効果があります。とはいえ、プリリジーほど射精延長効果は高くありません。数十秒から1分ほどの延長効果が10~30%程度の方にある程度になります。したがって、早漏治療薬の第一選択肢はプリリジーになります。

外用剤・リドスプレー

早漏改善薬として、直接陰茎などに塗布・スプレーするタイプの外用剤も出ています。局所麻酔薬として世界で最も使用されているリドカインという成分を使ったリドスプレーが代表です。こちらはどうしても刺激が強くて耐えられないという方や、刺激に耐えられないことから不安やストレスを感じてしまう方に向いている薬剤と言えます。使い方は敏感な部分にスプレーし、およそ10~15分後に洗い流します。この洗い流すというのがポイントで、洗い流すことを忘れるとパートナーが触れた部分に成分がうつってしまい、その部分の感覚が鈍くなる・炎症を起こす等の影響が出る場合があるため、必ず洗い流すようにしましょう。感覚を鈍らせるため、自身の快感は少々減ってしまうことも注意しましょう。

早漏治療薬として使ってはいけない薬剤、ユリーフ・トラマール
ここからは早漏治療薬として使ってはいけない薬剤の紹介です。

ユリーフ

ユリーフ(シロドシン)は本来前立腺肥大症治療薬です。早漏に効果があるという報告もあるようですが、実はユリーフは射精障害と逆行性射精という副作用があります。射精障害とは精子の量が激減したり不快感が残ったりしてしまう症状で、逆行性射精とは通常身体の外に出るはずの精子が体内に逆戻りしてしまうことを言います。特に逆行性射精は20~40代が服用すると100%起きると販売元の第一三共からも注意喚起がされているほどです。早漏治療薬としてユリーフの安易な使用は避けましょう。

トラマール

トラマール(トラマドール塩酸塩)はがんの痛みや様々な疾患の慢性痛に使用する鎮痛剤です。2012年に中国でトラマールの射精延長効果についての研究がなされましたが、パキシルと同じくらいの効果でかつ副作用が多くなっています。何よりトラマールには依存性があり、稀に意識消失などの重篤な副作用を起こすことも報告されており、早漏治療のために何度も安易に使用するのは避けたほうが賢明でしょう。

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早漏は治療薬で治せます!

現在、早漏は治療薬で治せる時代です。悩んでいる男性はもちろん、パートナーにとっても大きな悩みとなりえます。まずは一度、専門のクリニックに相談してみましょう。そして生活の質(QOL)をより良いものにしていきましょう。

記事監修

平成16年
秋田大学医学部医学科卒業
平成16年
上尾中央総合病院
平成26年
ユナイテッドクリニック池袋院
平成27年
ユナイテッドクリニック上野院
平成29年
ユナイテッドクリニック大宮院院長就任

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