コラム

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シアリスとザルティア

シアリスとザルティアは共にタダラフィルという主成分を持ちPDE5(ホスホジエステラーゼ5)阻害薬に分類されます。シアリスとザルティアの違いは適応が勃起不全か前立腺肥大症かということになります。今回はED(勃起不全)治療薬のシアリスと前立腺肥大症の治療薬のザルティアについてお話しします。

シアリス(タダラフィル)とは

従来のED治療薬であるバイアグラやレビトラでは効果継続時間が4~6時間で、また効果の発現が食事の影響で左右されるため、服用者の中にはED治療薬を服用するタイミングに気を使ったり効果継続時間を心配したりする人が多く見られます。
シアリスには5mg錠と10mg錠と20mg錠の3用量があります。服用後1~2時間後から効きはじめ、服用3時間後に効果のピークを迎えます。10mgで20~24時間、20mgで30~36時間にわたり性的刺激に応じてのみ勃起機能を改善する効果が認められており、また食事の影響も受けにくいとされています。そのため、服用時のタイミングや薬効が切れる前に性行為を終わらせなければいけないといった心配を大きく軽減することが期待されます。海外では金曜の夜に服用すれば日曜まで効果が持続するため、「ウイークエンド・ピル」と呼ばれて人気が高い薬剤です。さらに米国イーライリリー社の2013年上半期決算によると、シアリス錠は、PDE5阻害薬(ED治療薬)のカテゴリーの中で、世界最大の売上を出したことを発表しました。

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シアリスの服用効果・作用

シアリスの有効成分であるタダラフィルはPDE5阻害薬に分類されます。男性は性的刺激を受けると、脳から神経を介して一酸化窒素が放出され、陰茎のなかでcGMP(環状グアノシン一リン酸)という血管を拡張させる物質が増加します。そして血管が広がり海綿体に血液が流れ込み陰茎を圧迫し硬くなることにより勃起します。血管拡張剤であるcGMPが放出されたままだと常に勃起した状態になってしまいます。射精などにより性的興奮が治まるとcGMPを壊すPDE5という酵素が放出され、広がった海綿体の血管が収縮し勃起が治まります。EDの男性は血管拡張剤であるcGMPが、加齢によって放出される量が少なくなったり、メンタル的原因で出にくくなっています。血管を広げて勃起を促すcGMPの量は減少しているのに、cGMPを壊すPDE5は変わらず出続けてしまうので、相対的にPDE5の量が多くなり勃起しなくなります。タダラフィルの成分によりこのPDE5の働きを妨げることで勃起力を補助しED改善を促します。

ザルティア(タダラフィル)とは

ザルティア錠は日本イーライリリー社によって開発された前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬です。排尿障害とは50歳以上の男性に加齢と共に前立腺の細胞数が増加し肥大することで尿道が圧迫され排尿に支障をもたらす疾患です。主に50歳以上の男性に現れますが、「尿に勢いがない」、「尿が出にくい」、「夜間に何度もトイレに起きる」など排尿障害が見られるようになります。ザルティア錠の主成分はED治療薬のシアリスと同じ成分のタダラフィルでPDE5阻害薬に分類される薬剤です。これまでの前立腺肥大の治療薬とは違った新しい作用機序の薬剤です。血管の平滑筋を緩めることによる血流改善作用により排尿・蓄尿改善効果があります。

シアリスとザルティアの違い

大きく分けるとシアリスはED治療に適応がありザルティアにはED治療に適応がなく前立腺肥大症に適応があるということです。シアリスが5mg錠と10mg錠と20mg錠に対してザルティアは2.5mg錠と5mg錠とタダラフィルの含有量が5mg以下の錠剤しかないというのが大きな違いです。一日に服用する用量はシアリスは10mgもしくは20mgが一般量でザルティアは5mgが一般量となります。錠剤の色調が異なるのも特徴の1つです。シアリスの色調は一般的には黄色ですが比較してザルティアは白色です。販売名・規格・コーティングが違うだけで成分は同じタダラフィルですが前立腺肥大症の改善としてザルティアを処方する場合は保険適応内になります。ED治療としてザルティアが保険適応で処方されることはありません。またED治療薬のシアリスは今後保険適応内になることは考えられません。ご注意ください。狭心症などの心臓病に用いられるニトログリセリンなどの硝酸剤を使用している方にはタダラフィルを主成分としたシアリス錠やザルティアを処方ができないことについては同じです。

シアリスとザルティアの注意事項

シアリスとザルティアではタダラフィルの含有量は異なりますが併用禁忌や服用することのできない方などの注意事項は同じです。最近3ヶ月以内に心筋梗塞を起こしたことのある方や最近6ヵ月以内に脳梗塞や脳出血を起こしたことのある方は服用を控えましょう。また塩酸アミオダロンなどの抗不整脈薬を使用している方、硝酸剤を使用している方は、決して服用しないでください。血圧が危険なレベルまでに下がってしまう恐れがあり危険です。専門の医師の指導のもと服用するようにしましょう。※なお当院ではザルティアの処方はしておりませんのでご了承ください。

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記事監修

平成16年
秋田大学医学部医学科卒業
平成16年
上尾中央総合病院
平成26年
ユナイテッドクリニック池袋院
平成27年
ユナイテッドクリニック上野院
平成29年
ユナイテッドクリニック大宮院院長就任

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