コラム

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2016.11.09

ザイデナとは

日本でED治療薬として承認を受けているのは、バイアグラ(シルデナフィル)、レビトラ(バルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)の3つだけですが、海外では新しいED治療薬の開発・研究が進められ、承認・販売の段階まで経ているものもあります。今回はそのなかでも韓国で開発された「ザイデナ」というお薬についてお話します。

ザイデナとは

Zydena(ザイデナ)は、韓国のソウルに本社を置く東亞(トンア)製薬によって開発・販売されたED治療薬です。東亞製薬は韓国の医薬品メーカーとしてはトップ企業で、先進国で開発された薬のジェネリックだけでなく、新薬の開発や世界的な製薬会社のグラクソスミス・クライン社やバイエル社との提携で成長を続けている製薬会社です。また、日本ではお菓子のメーカーとして有名な明治と「DM BIO DONG-A meiji」という名前の合弁会社を設立し、バイオ医薬品の後続品の分野である、「バイオシミラー事業」に進出するため協力関係にあります。

ザイデナの主成分は「ウデナフィル」です。東亞製薬によって開発された成分で、バイアグラ・レビトラ・シアリス同様に「PDE5阻害」の効果から、ED治療薬としてロシア・韓国を中心に世界数か国で利用されています。アメリカではまだ承認が下りていませんが、ED治療薬として、また前立腺肥大症に適応のある薬として開発が進んでいるようです。
日本でも前立腺肥大症のお薬としてのウデナフィルの開発が進められてきましただが、2016年5月10日に正式に開発の中止が発表されました。

zydena(ザイデナ)

成分名:udenafil(ウデナフィル)
錠剤:100mg、200mg
飲み方:性行為の30分~1時間前に、1回200mgまで服用可能
PDE5阻害薬

そもそも「PDE5を阻害する」とはどういうことなのでしょうか。勃起がおこる流れを確認しましょう。
まず性的なイメージを見たり、エロティックなシチュエーションを想像したりすることで脳がその刺激を受け取り、脊髄の勃起中枢から勃起の指示が出ます。勃起中枢からでた指示が陰茎まで届くと、海綿体では一酸化窒素が放出されます。一酸化窒素が増え、それにともなって「サイクリックGMP」という物質が増えることで、海綿体への血流が促されます。海綿体が充血することで、勃起が起こるのです。勃起は「充血」のメカニズムともいえるのです。
しかしもちろん充血したままの状態で置いておくことはできません。サイクリックGMPを分解することで、血流量を減らし勃起を収める働きをするのが「PDE5」という物質です。この働きを阻害することで、サイクリックGMPの量を増やし、十分な勃起またその維持を可能にしたのがバイアグラをはじめとした「PDE5」阻害薬です。

ザイデナと他のED薬との違い

同じPDE5阻害薬でも、バイアグラ・レビトラ・シアリスと比較したときにザイデナにはどのような違いがあるのでしょうか。PDE5に似た働きをするものに、PDE1、PDE2…といったように主に働く場所によって名前が変わったものがあります。バイアグラ・レビトラ・シアリスがPDE5以外のPDE酵素を阻害してしまうために、顔のほてり、鼻づまり、頭痛、といった副作用が報告されていますが、ザイデナ(ウデナフィル)はより効率的にPDE5を狙って阻害することができるため、副作用が出にくいといわれています。

また効果の出るまでの時間・持続する時間も他のED治療薬とは異なっています。服用後は30分程度で効果が表れ、効果は12間持続します。またシアリスのように食事の影響を受けにくいというのも特徴です。バイアグラの「固さ」、シアリスの「長時間」の間をとった特徴を持っている、という言い方だと飲み慣れている方にはわかりやすいかと思います。

併用禁忌

日本での販売が予定されていないため、併用禁忌薬の詳細なデータはまだ明らかでないのが現状です。しかし基本的には、バイアグラ・レビトラ・シアリスの併用禁忌とされているものは同様に併用禁忌であると考えてください。また飲酒などアルコールを摂取すると回りが早くなる可能性もあります。ザイデナの服用後にアルコールを摂取する際は、適量に抑え飲みすぎないように注意が必要です。

個人輸入

上記でも述べたように、ザイデナは日本では未承認お薬になりますので当院ではもちろん他の男性専門のクリニックでもまだ取り扱いはありません。もしザイデナを手に入れようとする場合は、個人で取り寄せをして輸入する必要があります。しかし、医薬品などの取り寄せはメーカーや販売店などでも対応していないところがほとんどですので、実際には個人輸入を代行してくれる業者に依頼し手に入れる方法になってしまいます。
医薬品の輸入は細心の注意が必要です。今お薬の偽造品はかなり精巧なものが多く、我々のように実際にED治療薬を取り扱っている者でも、見かけだけで偽物か本物かを判別することは困難です。また個人輸入代行業を利用したところ、その半分以上が偽造品だったとする調査結果もあり、かなりの規模で出回ってしまっていることが分かっています。輸入代行の利用は決してお勧めいたしません。

これからのED治療薬

ザイデナに続くED治療の新薬は、どのようなものが予定されているのでしょうか。2006年ブラジルのCristalia社から発売された、Helleva(ヘレバ)、2007年韓国のSK chemical社より発売された、Mvix(エムヴィクス)、などが現在のところ一番日本での承認に近いと言えます。ヘレバ(成分名:ロデナフィル)の方は、現在アメリカの厚労省にあたるFDA(Food and Drug Administration=アメリカ食品薬品局)による承認を待っている段階とのことですので、アメリカでの承認を経て日本での検討が進む可能性は十分あると言えます。

しかし、ヘレバ、エムヴィクス(成分名:ミロデナフィル)ともに、バイアグラ(成分名:シルデナフィル)、レビトラ(成分名:バルデナフィル)、シアリス(成分名:タダラフィル)と同じ「PDE-5阻害薬」に分類され、明確な効き方の違いといった特徴がはっきりしていません。

新成分で高いED改善効果を出せるかというよりかは、トーワ薬品から発売されたバイアグラジェネリックのように、レモン味・チョコレート味といった舌下錠にすることで他のED治療薬との違いを出したり、今年の9月1日にファイザー社が製造承認を得たフィルム製剤のバイアグラは、携帯のしやすさを売りにするなど、既存の成分でどのような使用方法でライフスタイルに合ったものを提案できるかが大きな流れになっているといえます。

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